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「ボナ先生のキッズ・ショコラ教室」で
親子150人がショコラの楽しさを体験!

2015.01.29

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創業1856年、世界最古の家族経営メゾンである老舗ショコラトリー「ボナ」の4代目、ステファン・ボナ氏が、子ども向けにチョコレートの世界を伝える“キッズ・ショコラ教室”を1月24日(土)、午前11時、午後1時、午後3時の3回に分けて開催しました。
フランス・ボワロンにメゾンをもつ「ボナ」のステファン・ボナ氏は、今回のサロン・デュ・ショコラのテーマ「ショコラ、パトリモワンヌ ユニヴェルセル〜未来へのオマージュ〜」にちなみ、次世代を担う子どもたちへ、チョコレートの“世界遺産”を受けつぎたいという思いで、今回の教室を開催したそう。

小学1年生〜6年生まで、各25組の親子が参加。ステージにはチョコレートの製造用機械のミニチュア版がディスプレー。

小学1年生〜6年生まで、各25組の親子が参加。ステージにはチョコレートの製造用機械のミニチュア版がディスプレー。

会場となったサロン・デュ・ショコラのイベントスペースに登壇したボナ氏は、カカオの実がチョコレートになるまでの過程を、楽しくわかりやすく解説しました。
「みんな、チョコレートは好き? では、カカオの実を食べたことは? えっ、ない? ……日本の学校では、カカオを食べさせてもらえないのかな?」と、ユーモアを交えながら、優しい口調で話すボナさん。最初は緊張ぎみだった子どもたちも徐々に引き込まれていきました。一粒ずつ配られた焙煎したカカオ豆をかじり、顔をしかめる子の姿も。

ブラジルで代々カカオ農園を営む、エンリケ・アルメイダ氏。

ブラジルで代々カカオ農園を営む、エンリケ・アルメイダ氏。

続いて、メキシコ、ペルー、ブラジルの3国のカカオでつくったチョコレートをテイスティングしながら、この日のために来日したカカオ豆の生産者が一人ずつ登壇。それぞれの産地の気候などの特徴を、通訳を交えて話しました。メキシコのエリサさんは「カカオの木のある場所には、ジャングルがあり、動物がたくさんいて、花や植物や果物が実っています。ジャングルに守られていることで、カカオの木がよく育つんですよ。このチョコレートにも、花や植物などの香りがついているかもしれませんね」。
ペルーのバナリスさんは「ペルーの北にあるピウラという街に、70〜80年かけて育つ白いカカオがあり、特別な味がします。貧しい村でしたが、ボナさんのような専門家が来てくれたことで助けられたのです。そして、正しい方法でカカオを育てられるようになりました」。
ブラジルのエンリケさんは「私のおばあさんの代から、甘みがあり、豊かな香りのカカオが育っています。ボナさんのおかげで、絶滅しかけていたこのカカオが、こんなにおいしいチョコレートになりました」。
日本ではなかなか会うことができない、南米の生産者たちの生の声に、つい大人も惹き付けられ、熱心に耳を傾けていました。

コーティングされたばかりのプラリネガナッシュに、フォークで模様づけ。

コーティングされたばかりのプラリネガナッシュに、フォークで模様づけ。

最後は子どもたちが2人ずつ前に出て、エンローバー(チョコのコーティング機械)をくぐって出てきた、できたてのボンボンショコラに専用のフォークで模様をつける作業を体験。ボナさんは一人一人に「すばらしい!」「ぼくと一緒にフランスで働かないかい?」と笑顔で声をかけていました。

世界中のみんなが大好きなチョコレートは、どのようにしてできているのか。カカオ豆はどんな風に育っているのか。「Bean to Bar」の初歩を、わかりやすく、そして深く伝えた1時間のキッズ・ショコラ教室は、大盛況ののちに終了。本物のショコラに出会った75人の“小さなショコラ博士”の中から、未来のショコラティエが誕生するかもしれませんね。

※掲載の記事やブランドは実際の出展とは異なる場合がございます。予めご了承ください。

2015