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リリアン・ボンヌフォア / 傑作「アフター」の新作と手作りチョコクッキーキット
2020.12.29
「リリアン・ボンヌフォア」は、南フランスの美しい都市、アンディーブにあります。カンヌとニースの間に位置する風光明媚なこの街は、例年多くの観光客がバカンスに訪れることで有名です。

ショコラティエのリリアン・ボンヌフォア氏は、コートダジュールの高級ホテル「オテル・デュ・キャップ エデン=ロック」のシェフパティシエを担いながら2015年に、アンティーブにブティックをオープン。18年12月には、同市内にラボとサロン・ド・テのある2店舗目がオープンしました。
コフレ アフター

リリアン・ボンヌフォア、といえば、まずは「アフター」です。「アフターエイト」という有名なミントを使ったチョコレートがありますが、実はそれがインスピレーションの源。
2012年、まだボンヌフォア氏が「オテル・デュ・キャップ エデン=ロック」のシェフパティシエだった時代に、「アフターエイト」ならぬ「アフター9」「アフター10」を日本のサロン・デュ・ショコラ向けに作り、販売したのが最初です。
アフターの特徴は、約3ミリという薄さにあります。このアソートの3種類はすべてビターチョコレートコーティングで、ブラックベリー、グリオットチェリー、ミントの3種ですべて2層構造。フレッシュなミント風味のギモーブとガナッシュ、桜ティーのガナッシュとグリオットチェリーのジュレ、カシスとブラックベリーのガナッシュとフランボワーズのジュレ。フレッシュなフルーツやハーブの香りが、繊細なコーティングチョコレートとともにはじける、南仏のセレブリティを魅了しつづけてきたショコラです。
販売時のパッケージには、アンディーブの風景が描かれています。バカンス気分で楽しんでください。
※画像とパッケージが変更になります。
ショコラ アソート

リリアン・ボンヌフォアは、ボンボンショコラにも魅力があります。私も何度か購入していますが、ハーブや花などのナチュラルな香りとともに、センスのよい、上品なパッケージが、しあわせな気持ちを運んでくれます。
おすすめは、9個入り。ボリビア産カカオ68%、イランカ(ペルー産カカオ)63%、スールデルラゴ産カカオ72%のクーベルチュールといったカカオの個性に注目したガナッシュ3種と、ココナツ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、と3種のプラリネ。加えてお茶を使った、バタックスパイス(ボンヌフォア氏によるとエキゾチックな香りを持つ、胡椒のようなスパイスだそう)、桜ティー、バーベナ風味のガナッシュの3種がアソートされています。
パッケージデザインにも定評のあるリリアン・ボンヌフォア。今年は、ピンクのやさしいカラー、心あたたまります。
クッキー

リリアン・ボンヌフォア特製、クッキー作りキットが新登場!ガラスのキャニスターの中に、ピーカンナッツ、ヘーゼルナッツ、カカオ64%のチョコレートが入っていて、自宅でクッキー作りを楽しめます。
このキットがあれば、あとは卵とバターを用意するだけ。簡単に50gのクッキーを7個作れます。
今年は、家でお菓子作りを楽しんだ方が、例年以上に多いのではないでしょうか。バレンタインシーズンには、あの ボンヌフォア氏のレシピで、焼きたてクッキーを作ってみてはいかがしょう。今年ならではの、新しい楽しみ方の提案だと思います。
※ショコラセミナーお申し込みの方限定商品になります。詳しくは公式HPのセミナーページ(1月5日情報公開予定)をご覧ください。
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ショコラコーディネーター 市川歩美
※画像は商談時のものです、実際の出展とは異なる場合がございます。予めご了承ください。
※価格は全て税込みです。