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ニコラ・ベルナルデ / 最新ショコラとパチパチ!サプライズなサブレ
2021.01.8
サロン・デュ・ショコラの会場でお会いすると、いつもやさしくてフレンドリー。ショコラティエのニコラ・ベルナルデ氏は、あたたかなお人柄で多くのショコラファンを魅了しています。

ニコラ・ベルナルデ氏は、ガボン共和国大統領官邸のパティシエ、ル・コルドン・ブルーの教授などの多彩な経歴を持ち、2004年にM.O.Fパティシエを取得、現在はルレ・デセール会員でもあります。
パリ郊外のラ・ギャレンヌ・コロンブにブティックをオープンしたのは2011年。オープンと同時にたちまち人気店となって、今に至ります。
今回は、今年も日本のサロン・デュ・ショコラに届く「ニコラ・ベルナルデ」のおすすめショコラをご紹介します。
ショコラアソート 地中海BOX

地中海をイメージした最新作です。パッケージは、シェフのご友人でもある画家によるもの。木々をイメージしたアーティスティックなデザインです。
すべてのショコラに、地中海にちなんだ素材を使用。レモンはコルシカ産、ベルガモットはギリシア産、ヘーゼルナッツはピエモンテ産、アーモンドはマルコナ産、コーヒーはトルコ産。
キリッと目覚めるようなレモンの香り、そしてベルガモットオレンジは力強く。味わうごとに地中海の太陽と恵みを感じ、スーツケース片手に、沿岸の各地を旅するような気分を運んでくれます。
ぺピット ドゥ レーヴ

ホワイトチョココーティングの、コロン、としたサブレです。
コロコロしているので、ナッツ入り?と思いきや、実はサブレ。さらにサブレの中にヒミツがあります。あまりあわてて食べず、しばらくサブレを口のなかにとどめておくと、パチパチパチ……!中にパチパチはじけるポッピングシュガーが入っています。
ニコラ・ベルナルデ氏のサブレの美味しさには定評がありますが、今年は驚きのパチパチなサプライズ。タブレットやボンボンショコラにこういうタイプは時々ありますが、サブレでパチパチ、はめずらしいと思います。
他にもサブレは多数登場、どれも美味しくおすすめです。
キャソレット プラリネ

ちいさなお鍋(キャセロール)入りのショコラです。あまりにも可愛いので、買ったら、写真撮影、SNSにポストせずには、いられないでしょう。
スプーンですくって味わえば、美味しさに驚くはず。3種のプラリネは、すべて3層です。ひとつは「ヘーゼルナッツのプラリネ+ジャンドゥーヤ+フィユティーヌ」そして「アーモンドのプラリネ+ジャンドゥーヤ+パール型のビスキュイショコラ」もうひとつは「ココナッツのプラリネ+ミルクのジャンドゥーヤ+ココナッツのフィユティーヌ」。
口いっぱいに、心ゆくまでジャンドゥーヤを頬張ったあとは、ミニキャセロールに調味料を入れたり、お花を飾ったり。有名ショコラティエによる、かわいいクリエーション。心まであたためてくれそうです。
2020年、ニコラ・ベルナルデには、ショコラ専用のラボラトリーが完成したそうです。新しいショコラのラボで作られた、新しいショコラの数々を、日本で楽しみに待ちましょう。
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ショコラコーディネーター 市川歩美
※画像は商談時のものです、実際の出展とは異なる場合がございます。予めご了承ください。
※価格は全て税込みです。